nanimonaichan’s diary

日記。書くことで頭を整理しています。

今日のこと

今日は目覚めてからずっとそわそわしている。

なぜなら、いつも連絡を取っている彼氏から連絡がないからだ。

昔もたまーにそういうことあったが、さすがに24時間丸々連絡が取れないことはなかった。今回はどうしてなのか。

ケータイを持たずに出かけることがある彼には本当に困らされる。

昔だったらもっと気持ちが動揺していたことだろう。今回はまだまし。どうしてだろう。なんだか、どこかに後輩くんと出かけたまま家に帰っていない気がしている。レコード漁ってるのかな。ライブ行ってるのかな。いや、何かよくないことあったかなとか考えてしまうこともあるが考えても仕方がない。昔はそうは考えることができなかった。死んじゃったのかなあ泣 状態になっていた。自分で言うのもなんだが、世話好き頑張り屋タイプなので、他人のことで自分がボロボロになってしまうことがある。もっと自分の中に喜びや、やりがいを見出したいと思っているところだ。幸い彼のお母さんの連絡先は知っているので、あまりにも連絡が取れないなら頼ってみよう。

そわそわした気持ちの中、自室の机で坂口恭平氏の「哲学と冒険」をさらさらと読んだ。

あるサイトで連載されているものなのだが、掲載されているものは全て読んだ。その中で、恭平さんが急に思い立ってハノイに2週間行っていて、帰国して奥さんに「どこに行っていたの」と聞かれた描写があった。わたしは考えた。2週間もどこにいるかわからない状態を当たり前に受け入れている奥さんすごい。その間まったく連絡なかったのかな?躁鬱である坂口さんであれば、奥さんとしては不安な気持ちでいたのではないか。しかし、読み進めていくうちに思ったが、これは一般的な日記ではない。だから書かれたことをそのまま受け止めたらちょっと違う気がする。ドキュメンタリー映画もそうだよね。誰かがすでに介在している時点で、ただ真実を映したわけではない。切り取られたものを受け取っているんだ。私の知らない坂口さんフィルターを通って生まれた言葉は引き込まれるものがあった。ありありと情景が浮かんでくるのも素敵。文章が歌のようだった。

スピルバーグとの話、ほんとなのかな。確かな情報が何もない。みんな、坂口恭平をフォローしなさすぎだよ。もっとオタク的にファンな人、いないのかな。でも、たくさんの人の心の拠り所、砦になっていることは間違いない。私も、何かあったら坂口恭平って思ってるところがある。何もかも、だれもが嫌いになってしまっても、彼がこの世界に生きていることが一筋の希望に思える。この不安定な世界では彼は教祖になれるね。